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古代の英雄 日本武尊 終焉の地・能褒野

誰もが一度は聞いたことがある古代の英雄「日本武尊(やまとたけるのみこと)」。その終焉の地が三重県の能褒野(のぼの)であったと『日本書紀』に記されております。

 

日本武尊は第12代景行天皇の皇子として生まれ、天皇の命により九州や東国を平定されました。東国平定後、伊吹山(岐阜県と滋賀県の県境)の荒ぶる神の討伐に向かわれましたが、そこで重い病を患い、故郷の大和(奈良県)へ帰還の途中、三重県の能褒野(鈴鹿山脈の裾野あたり一帯が「のぼり野」や「のぼの原」と云われている)において、30歳という若さで最期を迎えられました。

嘆き悲しんだ景行天皇は百官に命じて、「伊勢国の能褒野陵に葬りまつる」と記されています。

日本武尊のお墓は諸説ありますが、今回は三重県の二か所をご紹介いたします。

 

〇【能褒野神社 亀山市田村町鎮座 主祭神は日本武尊】

境内近くには前方後円墳の能褒野王塚古墳(能褒野墓)があります。

 

 

〇【加佐登神社 鈴鹿市加佐登町鎮座 主祭神は、日本武尊】

境内近くに帆立貝式古墳の白鳥塚古墳があります。

 

 

 実は「三重」の語源はヤマトタケルノミコトの話から来ています。三重県以外にも全国各地で多くの伝説や逸話を残されています。是非、関係地を巡ってみてはいかがでしょうか。

 

【能褒野神社:三重県亀山市田村町1409】

【加佐登神社:三重県鈴鹿市加佐登町2010】

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