お家でお神札をおまつりしましょう
目次
神宮大麻・神棚についての解説動画を配信しています
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【神棚を祀る フルVer】
神棚の祀り方【ショートVer】
神宮大麻・お神札の意義【ショートVer】
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【神棚の祀り方】
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【神宮大麻・お神札の意義】
神宮のお神札とは
正式には「神宮大麻」といい、三重県伊勢市に鎮座する神宮(伊勢神宮)で奉製されており、全国の各地域の神社を通じて頒布されております。
天照大御神の広大無辺のご神徳をいただき、皇室の繁栄、五穀豊穣、国家安寧を祈願した神宮大麻(お神札)をおまつりすることは、「日本の心」を継承することでもあります。
新年を迎えるにあたり、地元の神社(氏神さま)、その他の神社(崇敬神社)のお神札と一緒におまつりして、ご家族の一年の無事と幸せをお祈りしましょう。
神宮大麻の歴史
神宮のお神札は、明治初期まで御師(おんし)と呼ばれる神宮神職によって頒布されていました。
当初は、詔刀師(のりとし)と呼ばれる人々が全国各地を訪ね祈祷を行い、祈願者に渡していた「大麻(おおぬさ)」、「御祓(おはらえ)」と称していた祈願のしるしが神宮大麻の原型とされています。
この詔刀師がやがて御師と呼ばれるようになり、自身の檀家を回り、御神札や神宮暦の頒布、神宮参拝の勧誘などを行い、伊勢まで来た檀家の人々の為に御祈祷のとりまとめや神宮の案内、宿泊施設の運営なども行っていました。
この御師の館が現在のおはらい町周辺や内宮の宇治橋から火除橋付近などに存在していましたが、明治4年7月の太政官達によって御師にかかわる全ての制度が廃止とされ、その活動を終了することとなりました。同年12月には神祇省(じんぎしょう)の布達によって神宮司庁(じんぐうしちょう)より頒布が行われることとなり、明治45年の勅令によって国家事業となりました。
この神宮司庁より頒布される段階において、一般の神社を窓口として広く全国民へと門戸を開くことになったのです。
そして、第二次世界大戦敗戦の後、連合国軍総司令部(GHQ)の神道指令によって、神社が国家からの分離を命じられました。それにより、神宮大麻の頒布が神社本庁に委託される現在の形態となりました。
神宮大麻は地元の神社から
一年間おまつりする神宮大麻は、地元の神社(氏神さま)を通じて頒布されております。
年末に新しいお神札を受けて、新年を晴れやかな気持ちでを迎えましょう。
お神札のまつり方
お神札は通常、神棚に納めておまつりしますが、神棚のない場合は書棚の上など、明るく清らかで、目線より高い位置におまつりします。お神札が南か東を向くのが一般的ですが、間取りによっては、家族の皆さまがおまいりしやすい場所であれば向きはかまいません。
お神札を納める方法は、御扉が一つの神棚は手前が神宮大麻、その奥に氏神さま、次に崇敬されている神社の順に重ねます。
御扉が三つの神棚は、中央に神宮大麻、向かって右に地元の神社(氏神さま)、左にその他の神社(崇敬神社)のお神札をおまつりします。
御扉が一つの神棚場合
御扉が三つの神棚場合
お供え・お参りのしかた
神棚には毎朝、神饌(しんせん)をお供えします。
神饌は米・神酒・塩・水です。
並べ方は、図を参考にしてください。
四季の初物等を頂いた時は、そのつどお供えします。
お供えが終わったら朝の拝礼をします。
拝礼の作法は神社にお参りする時と同じ「二拝二拍手一拝」で行います。
二回深く頭を下げ、両手を胸の高さで合わせ二回拍手を打ち、もう一回深く頭を下げます。
特別なお祝いのときは、本人を中心にして家族一緒にお参りするのが良いでしょう。
古いお神札について
一年間お守りいただいた古いお神札は、年の暮れに神棚からお下げして、粗末にならぬように神社の納札所へ納めます。
神社では、古いお神札を、どんど焼き(お焚き上げ)などの浄火で焼納します。