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祈りのチカラ
巷では新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっており、現下第3波であるともされています。
まさに疫病による国難というべき事態であるのは疑いようがありません。
このような疫病の流行は過去にも発生しており、『日本書紀』には今から2000年ほど前の第10代崇神天皇の御代に、国民の過半数が犠牲となり国が荒廃したことが記されています。その難は、より丁重を期した祭祀とそれを行うに相応しい場所を求められたことで終息をむかえたと伝えています。
以上は伊勢の神宮のご鎮座の契機でもありますが、ここで着目したいのは甚大な被害を及ぼす疫病への対応として更なる「祈り」を捧げたことです。医療従事者の皆様のお陰もあって医療体制が整っている現状、我々国民に出来ることとして物理的にはマスクの着用や三密の回避などが先ず考えられます。
その上で神様へのお祈りを今一度、見直しては如何でしょうか。大きな移動を伴う神社への参詣は満足には難しいかも知れませんが、例えば地元の氏神神社(産土神社)をお参りする機会をいつもより多く設けて長く手を合わせてみたり、家庭祭祀に一手間を加えてみたりすることは出来ます。
その想う気持ちは人を豊かにし、コロナ禍でも心に明かりを灯し続けることに繋がるでしょう。
三重県神道青年会「お家の神さま」
https://www.mieshinsei.org/神宮大麻について
神道青年全国協議会「新型コロナウイルス感染症早期終息祈願祝詞」
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