​斎王について

三重県多気郡明和町に「幻の宮」とされる斎宮の跡が在ります。

『日本書紀』によると天武天皇の御代(約1300年前)、伊勢の神宮に天照大御神の御杖代として仕えする斎王が制度として初めて決められました。その斎王のお住まいと事務を執り行う場所が斎宮でした。

斎王は天皇が即位されると未婚の皇女または女王から卜定(ぼくじょう)という占いで選ばれます。その後3年の厳しい潔斎生活を送り、最後に天皇より「別れの小櫛」を斎王の額髪に挿され、後ろを振り向くことなく都の京都から伊勢まで5泊6日かけて旅をします。それは斎王に仕える500人を超える者を率いる群行でした。

斎王は伊勢の神宮の三節祭である6月と12月の月次祭と神嘗祭の際に斎宮から神宮へ赴かれていたのです。

斎宮跡の近隣には斎宮歴史博物館もあります。

斎宮の歴史、装束、出土された土器など多数展示され、当時の雅な雰囲気を感じることが出来ます。一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

※写真① 竹神社 平安時代に斎王の御殿があったとされる場所

※写真② 斎王の森 斎宮の旧跡地とされている